ゴジュラスギガは生物学的に美しい

RZ-064 ゴジュラスギガ
RZ-064 ゴジュラスギガ

ゴジュラスギガはギガノトサウルス型ゾイドで、ゴジュラスの後継機としてヘリック共和国で開発されました。
全長は29.5m(格闘モード)、34.9m(追撃モード)という大型ゾイドです。
恐竜の復元図は、西暦2000年代以前までは尻尾を地面につけた状態(怪獣立ち)の復元図が多かったのですが、西暦2000年代以降の恐竜の復元図は、生体力学的研究の結果、尻尾を地面に付けず、体をほぼ水平に延ばした姿勢であるとされました。
水平に延ばした姿勢である場合、尻尾は体のバランスをとるための姿勢制御や動作制御という重要な役目があったと現在は考えられています。

プロトゴジュラスギガ
プロトゴジュラスギガ

初期ゾイドの代表格である通常のゴジュラスは2000年代以前(1980年代)に発売されたゾイドらしく、尻尾を地面につけた怪獣立ちです。
その点、ゴジュラスギガは2002年に発売されたためか、格闘モードは怪獣立ちで追撃モードは尻尾を地面に付けない状態です。
ゴジュラスギガは2002年に発売された濃いブルーとグレーのカラーリングのRZ-064 ゴジュラスギガ、その試作機であり2003年にトイズドリームプロジェクト第5弾として6000個限定販売され、シルバーとブラックのカラーリングのプロトゴジュラスギガ、アニメの「ゾイドフューザーズ」シリーズでブルーシティ治安局所属のパトライト付きの機体で2004年に発売され、ブルーとシルバーのカラーリングのFZ-008 ゴジュラスギガと三種類存在しています。
ちなみに全ゾイドの中で舌があるのはゴジュラスギガのみです。

ゴジュラスギガのギミックは秀逸

パトライト付きのFZ-008 ゴジュラスギガ
パトライト付きのFZ-008 ゴジュラスギガ

ゴジュラスギガは手動により、怪獣立ちの格闘モードと尻尾をのばした追撃モードに変換(トランス・フィギュレーション・システム)でき、格闘モード時は眼はグリーンに光り重厚な足音を、追撃モード時は眼はレッドに光り口を開閉し鳴き声をあげます。まさに凶悪な肉食恐竜のイメージとなります。
これだけ複雑な変換ギミックを搭載したゾイドは他にはありません。
さらに脚部には脚部補助アンカーがあります。これは尻尾であるクラッシャーテイルを振り回す際に機体を固定するためのもので、現用大型重機の中でアウトリガーを装備している大型クレーンのようです。アウトリガーとは車体を安定させるために車体横から張り出して接地させる装置です。
補助アンカーの裏側にはとげのような突起が無数に並んでおり地面との接地は完璧です。腕は大型肉食恐竜らしく小さめですが、その先端の爪部は強力なハイパープレスマニピュレーターになっています。背中はゴジラのような突起が無数に並んでおり、大きさもさまざまであるため自然界の生命体といったイメージです。

FZ-008 ゴジュラスギガの脚部
FZ-008 ゴジュラスギガの脚部

初期ゾイドの雰囲気たっぷりのゴジュラスギガ

FZ-008 ゴジュラスギガの舌
FZ-008 ゴジュラスギガの舌

何といっても特筆するべき点は、ゴジュラスギガには初期のゾイドによくみられる様々な特徴があります。
初期ゾイドはその生き物の生態や動きを限りなく再現し、さらに実際に存在しうるかのような機械的ギミックがふんだんに盛り込まれており、レトロな雰囲気を持ちつつ最先端メカであるというような独特の雰囲気が初期ゾイドにはあります。
例えばゴジュラスギガの眼の上にはトサカのような突起が別パーツでありますが、これは実際に存在したギガノトサウルスやティラノサウルスの頭部にある突起をモチーフにしています。さらに前述した追撃モードと格闘モードへの変換ギミック、泣き叫ぶ際の首の動き、リアルな歯と舌を備えた大きな口、頭部の横に3つ並んだポリキャップ等々、随所にその素晴らしい特徴がみられます。
デザイン的観点からいっても一つ一つのパーツが美しく、生命体と機械が絶妙に融合した機体といっても過言ではないでしょう。とくに頭部の形状が実際の肉食恐竜の特徴そのままに再現されているので美しいの一言です。
まさにゴジュラスギガは玩具としても実際に存在した場合のメカとしても考え抜かれて開発された逸品なのです。

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